終末期のこころのケアについて学びを続けたい。

わたしは本業の看護師の仕事の他に

講師業もしています。

看護師の方の講師ではなくて

介護福祉士さんやヘルパー初任者のための学校の講師です。

看護を教える方がもしかして楽なのかな、と

やっていて思います。

なぜなら

介護って人生そのものに対するケアなので

幅が広いんですよね。

以前、看護大学の臨地実習指導をしたことがあります。


疾患を理解していなくては教えられないので
看護学生やり直しくらい猛勉強しました。

解剖と生理がちゃんと頭に入ってないと
看護師もできないし人に教えることもできない。


生まれ変わったら医者になりたい。なんてね。

でも看護の実習指導は看護に特化しているし

20歳前後の若い娘さんへの看護実習だったので

娘に接するような感覚でした。

現在は

介護士さんへの講義なので

男女問わず年齢層は幅広く

人生経験もそれなりに

わたしなんかが教えるなんて、という関係性で

一緒に学ぶ姿勢を持って講義に当たっています。

もちろん介護士さん向けにも医療や看護の知識を教える時もあります。

内部障害
知的障害
精神障害
発達障害
難病などなど。


生徒の皆さんへのメッセージとしては
〜介護とは
他者の人生にかかわること
だから
信頼関係がたいせつ〜

といつも言っています。

そのほかでは

心の問題や終末期に関する項目があります。

わたしが終末期看護に興味を持ったのは

看護師になってすぐでした。

看護師免許を取って最初の患者さんが胃がんの末期の方で

あれよあれよという間に集中治療を行うようになり

人工呼吸器をつけて

ご家族の泊まりの付き添いも始まり

入院してから関わったのですがほんの2ヶ月くらいの入院生活でした。

その時は看護師になって1ヶ月も立っておらず

病気のこと、手術のこと、人工呼吸器のこと

末期のこと、家族との関わりのこと

たくさんの事をいっぺんに見せられて

学ぶよりも驚きでいっぱいの時期でした。

それから末期の患者さんを多く受け持つことになり

患者さんだけではなくご家族のこころに対しても

ケアが必要だと学んでいきました。

死の臨床研究会に入って東京や関西での総会に参加したり

大学のがん看護インテンシブコースに半年通ったり

看護協会でのがん看護や緩和ケアの研修に度々参加していました。

印象的な患者さんたちの死を

看護師になって38年の今でも鮮明に覚えています。

後に残るご家族は

いくら沢山の介護をしても公開するものです。

その最後に一緒に立ち会わせていただき

どれくらいの支えになれるのか

あの頃を思い出しながら

死にゆく方との言語であったり非言語の会話を通して

思いを受け取り

後に残るご家族への支えを

もっとこれからも学んでいきたいと思います。

感じている事を実行したり言葉で相手に伝えるのは

死を前にした方にはなおさら難しいものがあります。


病態生理の再確認もだけど


自己表現を勉強するのは講師の仕事が訓練の場になると感じてます。


自分の人生観や死生観


自分らしく生きるってどう言うこと?とか


ひとに伝えているうちに知らず知らず自分の中を内観しているんです。

またこれからも

終末期に関しての思いをこのブログで綴っていきたいと思います。