きろん立ち上げの理由

わたしはこの活動を仕事として始めようと思ったのには

2つの理由があります。

ひとつは、

時間・場所などに制限のある保険内のサービスではまかなえない

「こんなことができたらいいな」と思ったときにすぐに利用できるようなサービスがあれば

あきらめていたことが叶うことで生活の質を向上させ、

ご自宅であっても施設や病院であっても

よりその方らしく暮らせるようになるのではと思いました。

看病とか介護とか、ひとことで言っても

それはそれは心身の疲労がたまります。

完全看護と言いながらも付き添いしなければならない案件もあるし

そうなればわたしが今まで見てきた中で、付き添いは1ヶ月が限度です。

また、医療従事者でない一般のかたにとって

病院での療養や施設に入所の家族のことが気がかりの毎日です。

様子を見にいきたいけど仕事を休むことはできないし、と葛藤の日々です。

そして在宅で介護をするご家族にも

休息を取ることに罪悪感を感じることなく身体を休めてもらいたいのです。

療養や入所を続けておられる患者さまや利用者さまのこころの安定を保ち

また子育て中のママさんや介護するご家族が

仕事で抜けられないときの代理人として

ひとりひとりの特別な思いに寄り添いたい。

もうひとつの理由は

わたしは2年前にボランティア活動の一環で

本業が休みの日にこの支援をしていました。

ボランティアと言っても有償なので料金は発生します。

その活動で様々な利用者さまやご家族に出会い

この活動をしていてよかったと、

必要な求められるサービスだと実感していました。

石巻や熊本の被災地でも活動させていただきました。

しだいに、自分の報酬より「この活動をもっと広めたい」という気持ちが

強く出てきました。

同業者にも友人・知人にも声をかけ

様々な時間や案件に柔軟に対応できるようにグループを作りましたが

仕事を持ち、収入を得ないとならない人が大半の世の中で

お小遣い程度の収入で

自分の数少ない休みを使いボランティアをする人はそう多くないです。

ましてやコロナ禍で失業や減収している今

自分の生活をさておいてボランティアで食べていける人は

ほんの一握りです。

これはコロナ以前の昨年から考えたことですが

それならば、このボランティア活動を自分のオリジナルな仕事にして

起業という形で仲間を増やして社会貢献しようと考えました。

また、定年後も自分の資質や能力、経験を生かして

女性が長く働ける居場所づくり

社会に貢献しやりがいのある仕事の場所づくりをしたいと考えました。

わたしは30年以上ボランティア活動をしてきました。

その精神は社会に必要なものだと思います。

ですが、それでは食べていくことはできません。

定年後に収入がなくなってからのことを今から考えておかないと。
 

しかし実際は

よいサービスを、より安くと考えてしまい、

それなら「ボランティア活動」という発想になってしまい、

ボランティアと仕事の区別がわからなくなり

長い間葛藤していました。

自分の中に組織で働いて給料をもらう以外で

介護サービスをしてお金をもらうことに抵抗がありました。

しかし、この活動を継続して、より多くのかたの困りごとを支援していくためには

金銭的な対価を得なければわたしの生活ができないし

良いアイディアを持った仲間と協働していくチャンスにも恵まれません。

ボランティアではなく、起業して利益を出しきちんと納税することで

広く社会に貢献しているとわたし自身が納得できます。

保険外の自費サービスで「お金を受け取る」ことで

ご利用者さまからの「ありがとう、助かった」を形にしたものだと思うし

それにより「きろん」は事業を継続させることができるのです。

以上2つの理由で

わたしは看護・介護サービスのボランティア活動を前身として

フリースタイル看護 きろん を立ち上げました。

2000年の介護保険からの20年は

資産や物を持っていることを善しとする時代でしたが

次第に価値観の変化が起こっています。

コロナ問題も荷担してこれからは

物やお金で幸せをはかるよりも

情報をどれだけ得ているか

役に立つ知識をどれだけもっているか

将来を見据えてだれと繋がっているのか

そういう所に価値を置く時代になります。

自分の個性や資質や得意分野を生かして

自分の時間を提供しお金を得ていくことで

社会に貢献することをめざします。

今までの常識や枠にとらわれない

新しいわたし独自のやり方で残りの人生を

他者を認めて大切な存在だと思い接することを忘れません。

「きろん」は宇宙の小惑星の名前です。

英語ではカイロンとも言います。

きろんは肉眼で見える土星と見えない天王星の間を回っています。

つまり、意識と無意識の間を回っているのです。

またきろんは自分も傷ついた経験のある

ヒーラー(癒やし手)であり教師であると言われています。

集団の中の深い無意識の部分をみんなで共有していくことで

心理的癒やしをもたらす仕事をする小惑星です。

わたしのコンセプトにぴったりだったので

起業するなら「きろん」と決めました。

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